【英語はまず発音から】英語脳を育てる方法とタイミング #1
- 英語発音矯正塾by教え方研究所

- 10月7日
- 読了時間: 7分

[ こんな方におすすめ ]
英語を長く勉強しているのに話せない
リスニングが苦手
子どもをバイリンガルに育てたい
英語学習を効率的に進めたい
日本人が学校で10年英語を勉強しても話せないのはなぜ?その答えは… 「発音」 にあります。この記事では、英語発音矯正のプロであり純ジャパ&バイリンガルの田中えりかが英語教育の新常識をさくっと解説!
発音から始める英語学習法やその効果を実体験を交えて解説します。
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この記事の内容は過去のセミナー内容をまとめたものです。動画で見たい方はこちらからどうぞ!↓
1. 日本人が英語を10年学んでも話せない理由
あなたは人生で何年間英語を勉強していますか?
この記事を読んでいる方は恐らく英語に触れる機会も多いかと思いますが、そんな方は大学までカウントするとおよそ10年以上は学校で英語を学んだという方も珍しくないのでは。
昨今ではより早い段階から英語教育がされていたり、仕事で英語が必要だという方もいらっしゃると思いますので、英語学習歴はそれ以上だという方も多いでしょう。
10年も言語を勉強していれば流暢にしゃべれそうなものですが、
大半は「聞き取れない」「自信を持って話せない」というのが実情かと思います。
実際に英語発音矯正塾にいらっしゃる受講生からは、外資系の会社に勤めていても外国人の上司の言っていることが聞き取れない・会議や商談で毎度緊張してしまうという声をよく耳にします。
なぜ、こんなに時間をかけて英語を勉強しているのに自信が持てないのか?
それは、非効率な学習法を続けているからです。
結論──英語はまず、発音から。
発音が会話を成立させる
カタカナ発音で英語を覚えると、いざネイティブに話す時に通じないので、
せっかく単語や文法知識を豊富に持っていても使い物になりません。
正確な発音を知っていれば、文法がぐちゃぐちゃでもキーワードを正確に伝えることができ、
こちらの言いたいことを汲み取ってくれるので会話が成立しやすくなります。
今の日本の受験英語に発音は必要ありませんが、実際にコミュニケーションを取りたいのなら発音は欠かせません。
発音が聞き取り力を変える

実は、発音できる音は聞き取れるという関係があります。
自分が発音できない音は脳が雑音として処理してしまい言葉と認識しないので、何を言われているのか分からなくなってしまうのです。
つまり、カタカナ英語で発音を覚えていると、カタカナ英語しか聞き取れません。
日本人がイギリス英語の方が聞き取りやすいと言われるのは、イギリス英語にはRの音が薄い・Tをしっかり発音する等日本語の音に近い要素があるためです。
英語には日本語に存在しない音が12種類ありますので、それらを自分の口から正確に発音できるようにすれば、聞き取れる音の幅も広がります。
リスニング力を上げるには、まず自分が発音できるようになりましょう。
2. バイリンガルになるために必要なことは?

英語を使いこなすためには、以下の3つの要素が重要です。
発音:正しい口の形と舌の位置で単音を出せるようにする
英語脳:日本語を介さず英語を英語のまま理解する
実践:実際の会話等で経験を積み、実力を伸ばす
この3つの要素は掛け算で考えて頂くと分かりやすいですが、どれかが0(ゼロ)であれば、バイリンガルへの道は遠のきます。

ところが日本の一般的な英語教育では"実践"のみにフォーカスが置かれることが多く、
「発音の仕方を知らないまま=英語脳を作る素地が無いまま短期留学にとりあえず行ってみる」なんてケースもよくあります。
海外に赴き自分で見聞きすることで得られる知見や刺激があることは間違いないですが、「英語を話せるようになる」ことを目的とするなら以下のステップを踏むことをお勧めします。
正確な発音を身に着ける
通じる・聞き取れる状態でネイティブと会話
→ 発音力があれば、インプット&アウトプットをより早く効果的に行える
英語で考え英語で話す=英語脳が養成される
さらなる実践で実力を伸ばす
3. 実例紹介:発音教育でバイリンガルになりました
なぜここまで発音が重要だと自信を持って言えるのか?
それは、日本にいながら幼少期の発音教育によりバイリンガルになった事例が実際にあるからです。

この写真に写る2人の女の子、田中えりか(右)と田中えりな(左)がまさしくその実例。
発音教育を行ったのは中央に写る父:田中栄一です。

姉妹いずれも日本にいながら英会話スクールや塾に通うことなく、海外の学校に進学したり英語を使う仕事に就くことができ、日常生活はもちろんのこと、ビジネスの場でも通用する英語力を手に入れることができました。
では具体的に、発音教育とは何をやったのかご紹介しましょう。
幼少期にやったこと:
娘2人は幼少期に父と一緒にL・R・THなどの単音練習を行い、英語版ディズニーのビデオを繰り返し視聴していました。
この単音練習も、実際には練習というよりは遊びで、
「0~100まで正しい発音で言えないとお風呂から上がれません!じゃあ行くよ~ zero, one, two, three…あ、いまのthちょっと甘かったねやり直し~」
のように、あくまでゲームとして行っていました。
早くお風呂から上がりたい娘たちは、まんまと正しくそして早く言い切れるように発音を覚えていきました。
(当の本人たちは本当に"遊び"だと思っていたので、あれが実は発音トレーニングだったというのを知ったのは高校生くらいになってからの話ですが笑)
また、父がアメリカで購入してきた英語版のディズニービデオ(VHS)を擦り切れるほど見て、
英語的なイントネーションや表情など感覚をつかんでいきました。
田中家ではそれ以外にいわゆる「英語教育」は一切行っておらず、地元の公立中学校に入り、そこで初めて授業で英語を学び始めました。
そして2人は誰に教わるでもなく「発音とスペルの法則」に気づき、洋画や洋楽を楽しむようになり、自然と英語が好きに&得意になっていきます。
その後と現在:
長女えりかは、中学2年生で人生で初めて留学を経験。2週間の短期留学でしたが、現地でも自分の英語が通じることをここで認識します。高校卒業後はさらに専門学校を経てオーストラリアのGriffith大学を卒業しました。その後は英語発音矯正塾で発音矯正一筋10年以上のキャリアを積んでいます。
次女えりなは、高校1年生のときに人生初の留学へ。3か月間カナダに滞在し、初めて自分の英語に自信を持ちます。帰国後にこれまた人生初のTOEIC受験をして655点を取り、大学も英語学科へ進学。旅行会社に就職し英語力はビジネスの場でも評価されるようになりました。
ここまでお読みいただきお気づきかもしれませんが、親がやったことは案外少なく、
1. 正しい発音を教える
2. 英語が好きになる環境を作る
たったこれだけです。あとは子どもが自分で吸収していきました。
いかがでしたか?
この記事では「発音だけ教えたらバイリンガルになれた」実際のケースを事例に発音の重要性をまとめました。
次の記事では、じゃあ発音を教える・英語脳を育てるベストタイミングはいつなのか?どんな方法で?というのを、
もう少し体系的にお伝えしたいと思います。
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