【英語発音矯正塾のはじまり】田中家が「発音」で英語に革命を。その挑戦はここから始まった
- 英語発音矯正塾by教え方研究所
- 6月3日
- 読了時間: 10分
[ この記事で分かること ]
英語力ゼロから「通じる発音」を習得し、世界で通用する英語力を身につけた田中栄一の実体験
発音に特化した独自メソッドで、娘を自然にバイリンガルに育てた田中家の英語教育法
英語発音矯正塾 by 教え方研究所の原点と現在
この記事では、ハンググライダー元日本王者であり教え方のプロ、田中栄一が立ち上げた英語発音矯正塾 by 教え方研究所の原点を紹介します。「発音」こそが英語学習の核心であり、自信と成果を生むカギ。英語力ゼロで海外へ渡り、命がけで身につけた「通じる発音」を田中家の英語教育で実践した結果と現在に迫ります。
はじめまして、英語発音矯正塾 by 教え方研究所の田中えりなです。
英語の発音矯正という専門的な分野で事業を行う私たちですが、すべての始まりは1981年に遡ります。
今回の記事では、英語発音矯正塾の代表であり私の父である田中栄一が、
そもそも何故「発音」に着目したのか、当時の写真も交えながらその原点を紹介したいと思います。

1.世界を飛び回り身に着けた「発音」
1-1. ハンググライダーに目覚め、英語力ゼロでオーストラリアへ
「まず私は英語が一言も話せなかった。これが事実なんですよ、もう全然わからず。 次にやったことが正確な発音を身につけることだったんです。」
こう語る英語発音矯正塾 by 教え方研究所 代表の田中栄一。
そんな父が「発音」という一つの答えに辿り着くきっかけとなったのは1981年のこと。 当時高校2年生、現:日本航空学園に通いながら当時珍しい「ハンググライダー」に目覚めたのです。
(写真:当時高校生の田中栄一)
夏休み期間などを利用しハンググライダースクールに通い、
ついに1984年1月26日、初めて単身オーストラリアへ渡ります。
なぜオーストラリアだったのか?それは、"Birdman"と呼ばれたハンググライダーのパイオニア、Bill Moyes(ビル・モイス)氏と、その息子で世界チャンピオンに輝いた経歴を持つSteve Moyes(スティーヴ・モイス)氏の元で修行をするためでした。
ハンググライダーは、崖上から飛び立つ瞬間に機体を他人に触れられると、バランスを崩し墜落の危険性がある競技。「Hey! Don't touch my wing!(おい、翼に触るな!)」と通じる英語で主張しなければ命の危機に関わる環境に、当時英語力ゼロで挑んだ父にとって発音の習得は急務でした。
そこで父は、大人が赤ちゃんに発音を教えるのと同じように、THやRなど単音から音を教わるようになります。
振り返ればこれが、現在の英語発音矯正塾に至る最初の一歩目だったのです。
(写真左:田中栄一、中央:Bill Moyes氏、右:Steve Moyes氏)
2024年、Bill Moyes氏が逝去されました。深い感謝の気持ちとともに、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
With the deepest gratitude, we pray that his soul may rest in peace.
1-2. 世界各国の英語に触れた9年5か月間
以降父は、毎年3〜4ヶ月ほどオーストラリアに滞在し修行を積みながら、アメリカやカナダ、ヨーロッパ、ブラジルなど各国で開催される世界選手権などの大会に出場する生活が始まります。
各大会も1~3ヶ月は現地に滞在するため、多い年では1年のうち約8ヶ月間は海外で過ごしていました。
世界を転戦しながらも1986年にはハンググライダー日本選手権で優勝し、当時の最年少日本チャンピオンに。
そして国外で開催された大会で最後の参戦となったのは1993年のアメリカ。
それまで9年5ヶ月の間、文字通り世界中の大会を飛び回っていたことになります。
(この世界を飛び回っていた時代から今に至るまで、父についていっている母が地味に凄い)
様々な国際大会で多様な国のアクセント・訛りに触れながら辿り着いた英語力向上のカギ。
それこそ、「英語はまず、発音から」ということでした。
父曰く、
「世界大会では各国から選手が集まり、各国(例えばフランス・ドイツ・中国など)の母国語の影響を受けた発音で問題なく通じ合っていたのに、日本人の話すカタカナ英語は全く通じない」という現象がよく起きていたそうです。
これは、日本語の発音には英語に必要な発音が欠けているからであり、かつ、発音できない音は聞き取ることもできないので、日本人だけ通じない&聞き取れないというケースが頻発していたのです。
>発音の重要性・英語学習のコツについては動画で紹介しています!
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2.日本にいながら娘2人をバイリンガルに育てる
2-1. 幼少期に行った発音あそび
「英語はまず、発音から」
この理論をもとに、独学で発音トレーニング法を研究・実践して娘2人(筆者とその姉)の幼少期に発音のみを教えた父。
当時は"0~100まで英語で、ちゃんとした発音で言うゲーム"などでTHやRなどの単音を身につけさせたり、
アメリカ渡航時に現地で買ったディズニーのビデオ(VHS)を見せて英語のイントネーションなどをなんとなく耳に覚えさせたりしていました。
父が娘たちに教えたのはここまでで、単語の意味や文法などは一切教育しませんでした。
いわば、これは「発音だけ教えれば英語は話せるようになるはず」という仮説の検証実験だったのです。
筆者およびその姉はそんな狙いがあるとも知らず呑気に発音あそびをしていたわけですが、
この実験は後に成功し、我々の人生に大きく影響をもたらすことになります。
2-2. 中学で発音あそびの成果を自覚
この"発音あそび"の効果があったと判明したのは、地元茨城の公立中学校に上がった時でした。
英会話教室にも通ったことがなく、英語を本格的に「学ぶ」のは実質中学での授業が初めてだったので、
先生や周りの同級生の英語の発音が自分の知っているものと全く違うことに驚きます。
長女:えりかは中学2年生・当時14歳のときに2週間のホームステイでオーストラリアにいきました。
本人曰く、
・自分が話すことはちゃんと通じた ・思ったより、(外国でも)生きていけそうじゃん!と思った
とのこと。中学レベルの語彙力・文法知識でも、発音ができて話すことが聞き取れる・通じる状態だったため、
海外でも生活できるんだという自信につながったのはこの時でした。
また筆者(次女:えりな)も、高校1年生・当時15歳のときに短期留学(3か月間)でカナダにいきました。
・「あなたの発音はネイティブね」と度々言われた ・私って英語喋れるんだ!と自覚した
筆者はカナダに留学するまで外国人と会話を交わしたことが無かったので、自分の発音が通じるのか・聞き取れるのか・会話が成り立つのか確証がありませんでした。
"現地のネイティブスピーカーに「ネイティブだ」と認めてもらえた"・"自分の質問に滞りなく答えてもらえた"といった小さな成功体験の積み重ねが「私は英語が喋れるんだ」という自信と自覚に繋がりました。
ここでそんな私たち(当時えりか:22歳・えりな:17歳)が実際に英語を話している動画をご紹介。
※2012年に作成した動画です。画質・構成・編集もろもろ拙いですがご容赦ください
いかがでしょうか?筆者は今はもっと良く発音できるようになったと思いますが、
この頃でも十分通じるレベルの発音はできているかと自負しています。
さて、各々これらの成功体験を経て「英語が好き」に繋がり、長女・えりかはオーストラリアGriffith大学に進学、筆者も獨協大学英語学科に進学ししっかりと英語を身に着けました。
大学卒業後、えりかは英語発音矯正塾の講師を今まで勤めその歴は今や10年以上。
筆者は旅行会社グローバルマーケティング事業部で英語を使いながらの法人営業を経て、現在は英語発音矯正塾の運営に携わっています。
(写真左:えりか卒業時・中央:えりなカナダ留学時・右:えりか講座の様子)
3.英語発音矯正塾 by 教え方研究所のはじまりと現在
3-1. 教え方研究所
父・栄一の人材教育はハンググライダーのインストラクターから始まります。
ハンググライダーは、初心者でも不得意でも「誰でもできる」ようにすることが必須条件になります。できなければ命を落としかねないスポーツだからです。
その後もハンググライダーに関わらず「誰でもできる」を追求し、「教え方」の原理原則を研究して約40年。
現在は「発音矯正」を主としていますが、「誰でも英語ができるようになるための答えが"発音"だった」というのがその真髄です。
2016年に登壇したTEDxHimiのスピーチ動画では、なぜ「教え方」に着目したのか、その経緯や考えを話しておりますので是非ご覧ください。
3-2. 英語発音矯正塾
そんな「誰でもできるようになる教え方」を研究する「教え方研究所」の確立した発音矯正メソッドを提供しているのが、英語発音矯正塾です。
私たちはネットで「発音矯正」と検索してもヒットしない時代から発音に着目し、事業を展開してきました。
目指すのは、「日本人の話す英語は美しい」を世界のスタンダードな認識にすること。
そして、日本人が世界で実力を遺憾なく発揮できる手助けをしていきたいと思っています。
その一環として、筆者たち姉妹があそび感覚で英語発音を覚えた過程をプログラム化した「えいご発音あそび®」を展開し、
園の先生が持続的に、そして自走して子どもたちの発音力を育てる体制をつくる活動をしています。
また、企業さまでのグループ発音指導研修や個人向けのオンライン講座なども多数行っています。
中にはテレビアナウンサーや大手企業の社長への指導もあり、小さな会社ながら豊富な指導実績を持てていることは、手前味噌ですが我々の「教え方」に一定の信頼を頂いている表れかと自負しています。

(写真左:企業での講演会、中央:企業での発音矯正講座、右:大阪ABC放送 横山アナへの指導企画撮影の様子)
まとめ
今回の記事では、英語発音矯正塾の原点を紹介しました。
命をかけた経験から見つけた“発音”の重要性
田中栄一は19歳で英語力ゼロのままハンググライダー修行のためオーストラリアへ渡航。
命に関わるスポーツの中で「発音が通じない危険性」を痛感し、独学で「確実に通じる発音」の習得に挑みました。
実践で培った英語力と発音指導法
9年5ヶ月にわたる海外生活を経て「通じる英語」を実践的に学び、
引退後は「教え方」を徹底研究し、独自の発音矯正メソッドを確立。
娘たちを通じて証明された“発音からのバイリンガル育成”
娘たちには幼少期から発音だけを教え、その結果、中学・高校での英語学習や留学先でも高い評価を受け、英語に自信を持つようになりました。
英語発音矯正塾 by 教え方研究所の現在
現在は「英語発音矯正塾 by 教え方研究所」として、子ども向けの「えいご発音あそび®」、企業向けの発音研修、個人向けのオンラインレッスンなど多方面で展開。
私たち田中家+スタッフ一丸となって、
"「 日本人の英語は美しい 」をスタンダードに。"を実現するための活動を続けています。
英語学習で行き詰っていると感じる方、一度私たちの「発音矯正」を試してみませんか?
あなたのお申込み、お待ちしております。
無料体験レッスン受付中
私たち英語発音矯正塾は、英語の全ての母音・子音を発音するための4つの要素を研究し、
最短で最良の結果に到達できるよう、日本人の骨格・癖に合わせたトレーニング方法を確立しています。
特に【英語発音矯正塾 スタンダードコース】では、
『口を鍛えるトレーニング』から始め、舌や唇に神経を通わせてミリ単位で調整できるようにしながら、
母音・子音の発音方法をトレーニングしていきます。
発音トレーニングについて少しでも興味が湧いた方は、
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