
発音は、サイエンス。

発音は、技術である。
「発音」とは、言語音を発すること。また、発せられた言語音。
(大辞林より)
すなわち「発音力」とは、
話すこと(筋肉を動かして、英語の音を自分の口から出す)=スピーキング
+
聞くこと(自分の言語として、脳で処理できる状態)=リスニング
感覚の元となる「音」を分析 → 数値化
↓
音や口の形を客観的に理解して、物理的に口を動かす
↓
明確な点数基準で、評価
↓
評価をもとに、診断
↓
診断結果をもとに、トレーニング方法の提案
↓
「技術習得の4ステップ(理解・体感・体得・深い理解)」で上達
だから、誰でもできるようになるんです👍
「発音」がとにかく重要な3つの理由
『 英語はまず、発音から。』
私たちがそう思う理由をご紹介します。
発音できる音は、聞き取れる
唐突ですが、あなたが聞いたことのない単語「ガパオライス」と人に言われたとしましょう。
ライスは"ご飯"だろうけど、ガパオの意味がわかりません。でも、あなたは聞いた音をそのままリピートして言えます。「がぱおらいす」と検索してみると、「タイ料理の炒めご飯」だということがわかりました。
このできごとを、分解してみましょう。
-
知らない単語を言われた → でも音真似できて、自分で発音できた
-
音真似(=発音)ができるということは → その音を出すための口の形が作れるということ
-
口の形がつくれるということは → それは自分の話せる言語の音だということ
-
音がわかるということは → 聞き取れているので、文字におこして検索できた
-
結果、単語の意味を知ることができた
初めて聞いた知らない単語でも、
音マネ発音ができれば、それは聞き取れているということで、文字化できるのです。
これが実はすごく重要なこと。英語で知らない単語を言われてたとしても、英語の音を自分の口から発音できれば、音からスペルを想像できるため、辞書を引いてその単語の意味を調べることができます。外国語を学ぶ上で、「発音力」はとても重要なことです。
理解スピードがまるで違う
英語の音が発音できると、脳の構造上、英語を英語として理解することができるようになります。
これがいわゆる、「英語脳」というものです。
今あなたは、この日本語の文章を読んで、瞬時に意味を理解していますよね?これは、日本語で「自動処理」がなされているため。日本語の音を発音できるので、文字を読む時に同時に頭の中で音読していると思います。音読しながら同時に意味を理解しているのです。
英語を理解する時に、いちいち日本語訳を介していたら、そりゃ脳みそは疲れてしまいます。
英語を英語のまま理解するためには、脳に英語の音をインプットしておくことが必要なのです。
キレイな発音は、説得力が違う
せっかく良いこと言っているのに、発音で台無しになっちゃってる・・・なんてことはありませんか?
アナウンサーの話す内容は、スッと頭に入ってきますよね。でも、滑舌が悪かったら、「今なんて言ったんだろう?」と考えてしまい、肝心の内容が頭に入ってきません。
ごにょごにょとボソッと喋っていては、あなたがどれだけ熱烈に話していても、熱意は伝わると思いますが、あなたの主張は上手く伝わらないかもしれません。
クリアな発音で話すと、相手の聞く態度が明確に変わります。
相手の脳みそに負荷をかけることなく、こちらの意図を一発で伝えられること、説得力を補う大きな要素です。
キレイな発音は、心をつかむのです。