英語発音矯正塾by教え方研究所

2月11日

自治体との幼児英語教育の取り組み -2- ~南相馬市立保育園での実施成果~


 
2023年5月から福島県南相馬市で始まった【えいご発音あそび®️】。

実際に子どもたちに教え始めた先生方の声や、トレーニングの成果をご紹介します。

子どもの英語教育を考えている方、実施中の方はぜひご一読ください。

目次

1. 福島県南相馬市4市立保育園での実施事例

2. 発音指導の成果 ~8週間で全員が通じる発音に~

3. 受講した先生方の感想と講師(田中栄一)からのコメント

4. 県知事も実施の様子を視察


1. 福島県南相馬市4市立保育園での実施概要

2023年5月より、福島県南相馬市教育委員会様とタッグを組み、

子どもたちの英語を話すための素地を養う取り組みが始まりました。

週1回のオンラインレッスンに加え、月に1回、現地で顔を合わせて直接指導を行い、

毎週レッスン後には、全員の「発音チェック」を行い評価します。

概要については こちらの記事《自治体との幼児英語教育の取り組み -1-》 もご覧ください

茨城県石岡幼稚園での【えいご発音あそび】のようす


2. 発音指導の成果 ~8週間で全員が通じる発音に!

《発音レベルの評価について》

毎日発音トレーニングを継続していただいた成果として、

一番わかりやすいのは発音チェックの結果でしょう。

私たちの発音チェックの評価は5段階。各点数の目安レベルは下記のとおりです。

評価は全5段階で、3点が「通じる」「通じない」のラインです。

初期段階の講座ではまずは3点の「通じる音」が安定して出せることになるのが目標ですが、

トレーニング難易度としては常に5点満点を狙った内容にしています。

なぜなら、3点レベルに合わせたトレーニングレベルでは、

会話の中で発音が少しでも崩れると、途端に3点を下回り通じなくなるからです。

また、子どもたちにとっても先生方の発音がお手本となるので、

きれいな発音を教えてあげられるよう、常に5点満点を目指してトレーニングします。

今回の発音チェックでは単音(R、THなど)から数字などの単語まで様々な課題内容を各自録音してもらい、その課題一つ一つに点数をつけていきました。


《全員が通じる発音レベルに到達》

レッスン初回のみなさんの平均は2.69点でしたが、

8週間後の平均は3.36点とネイティブに通じるレベルを超える点数を出せるようになりました。

また、この短期間で無事全員が3点越えを達成しました。

その後も発音トレーニングを続け、10月からは指導法の研修も行った上で、園児に対しての発音指導【えいご発音あそび®】を開始しました。先生方は、今後もトレーニングを継続し、発音力を磨いていく予定です。

 ▶えいご発音あそび®とは:プログラム紹介は《 こちら


3. 受講した先生方の感想と講師(田中栄一)からのコメント

実際に園児たちと一緒に【えいご発音あそび】をしている先生方の感想をご紹介します。

◇前にやった練習をもう一度やりたいという子もいて、3歳児なりに興味を持ってくれているようです。

5歳児クラスを担当しています。始める前から「今日のお口の体操はなにやるの?」と言う子や、来週用のカード教材をこっそり見て「これどうやるの?」と言う子がいて、楽しみにしているみたいなので頑張りたいです。

最初はみんな緊張していたのかあまり反応がなかったのですが、今週は子供たちの方からリクエストしてくれたり、保護者の方からも家でやっていたというお話を聞いたりしたので、実は楽しんでくれていたというのがわかりました。

全然違う遊びをしているときに、口を動かしている子がいて、声をかけたら見せてくれました。違う子はおうちでもやって見せてくれたとお母さんから聞きました。

前日にやったことを覚えていて、友だち同士で「こうやるんだよね」と話しながらやっているので楽しんでるんだなあ、と思います。


《講師:田中栄一より》

すぐにできなくても、子どもたちに「楽しい」という印象が残って、先生自身も一緒に楽しんでいけることがベストです。楽しいことは時間が経つのが早く感じる=集中しているということなのでどんどん吸収します。やりたい時にやるのが一番効果が高いので、過去の練習をもう一度やるのもとてもいいことです。

ただし、しっかりやろうとしすぎると厳しい指導になりがちでなので、「変顔しよう!」と笑いながらやることの方が大切です。楽しみながら遊んでもらえば良いのですが、先生が聞かせる音は高い精度を保っていただきたいので、頑張っていきましょう。

先生同士でも、子どもたちの様子などを情報共有しながら進められるといいですね。

これからも一緒に頑張りましょう。よろしくお願い致します。

南相馬市での現地指導


4. 県知事も実施の様子を視察

2023/11/27に、福島県知事の内堀氏が、この活動の視察にいらっしゃり、11/28、福島民報にて記事にしていただきました。

知事は発音にも詳しく、現地で教えた講師の田中も驚くほど。

現場の先生方の協力も得て、この日も園児たちは楽しそうに発音あそびしていました。

これを機に、子どもたちへの発音教育の重要さや南相馬市さまの新たな取り組みが少しでも広まると嬉しいです。

▼福島民報の記事はこちら

https://www.minpo.jp/news/moredetail/20231128112652

*前の記事:自治体との幼児英語教育の取り組み -1- ~南相馬市立保育園での導入について~


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